中身の見えないプレゼントにワクワクしない
「その子らしさ」を生かす子育ての本にも書いてありますが、
自閉スペクトラム症の子は「決まっていないことにわくわくする楽しみはもちにくい」そうです。
例えば、中身の見えないプレゼントの包み。
大人は当然、中身の見えないプレゼントを渡したとき、
子供の「わー、中身は何かな??」
というワクワクキラキラした表情を期待すると思います。
私たちもそうでした。
でも自閉スペクトラム症の子は「見通しのつかない状態」は不安でなりません。
うちの息子くんも、中身のわからないプレゼントは「ワクワク」するというよりは「ソワソワ」して、中身が分かるまで落ち着きません。
決してその「ソワソワ」した状況を楽しんでるのではなく、
かなりのストレスに感じてるように見えます。
例えばご褒美を設定するときも
「ママのお買い物に付きあってくれたら、そのあといいものあげるね!」
というような曖昧な言い方をすると、息子くんは
「いいものって何??」と怒り出します。
「ご褒美にアイス買ってあげるね」などと、
ご褒美の内容を明確にしないと息子くんにとっては、
単なる不安な状況になってしまうようです。
具体的な時間を伝える
×「もう少し待っていてね」
○「あと5分待っていてね」「●時●分まで待ってね」
うちの息子くんも「もう少し」とか「あとちょっと」というと、うまく伝わりません。
かならず「ちょっとってどのぐらい?」「ちょっと過ぎたよ」と、おふざけなしで真剣に聞かれます。
禁止ではなく、やるべきことを伝える
「動いてはダメ」ではなく
「先生のお話が全部終わるまで、座っていてね」
「今は○○をする時間だよ」