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年長時の保護者面談と、就学時健康診断 - 「アスペ」と診断された、素敵な変わり者息子の成長日記

アスペ気味な息子の成長日記

息子くんの成長日記

年長時の保護者面談と、就学時健康診断

作成日:2019年11月23日(土)

子供がグレーゾーンの場合、最初にぶち当たる大きな悩みが「小学校入学」ではないでしょうか。

保育園、幼稚園では、グレーゾーンでも先生たちの手助けのお陰で不自由もなく、定型発達との差をそこまで意識せずに過ごすことができると思います。

また、周りの子たちもまだ発達途中なので、グレーゾーンの子が浮きまくったリ、疎外されたり、というのも少ないと思います。

私もモモ助が「発達障害」だと言われても、「確かに変わったところもあるけど、他の子と大差ないのでは」と思ってしまうぐらい、幼稚園では悪目立ちしてませんでした。

※まぁ、担任の先生から見たら、やはり気になるところは多かったようです。
やはりプロが見ると違うのですね(-_-)


しかし小学校入学が迫ってくると不安がじわじわ襲ってきます。

・小学校へ入学して、だんだんと発達の差が目立ってくるのではないか。
・今幼稚園で先生たちにフォローしてもらっていることは、小学校でもフォローしてもらえるのか。
・勉強についていけるだろうか。
・友達とうまくコミュニケーションとれるだろうか。
・通常級でやっていけるか。
などなど。

「入学して、しばらく様子をみて考える」
というのでも全然良かったと思います。

ただ、私はそこまでおおらかには構えられず、かなりナーバスになってしまってました。

そんな私や旦那の不安を敏感に感じ取ったのか、
はたまたモモ助自身の新しい環境への不安か、このころにモモ助にチックが現れるようになりました。
※このときは、鼻をスンスン鳴らすチックでした。

小学校の入学を目前に、年長さんの保護者面談がありました。

幼稚園担任の先生からは、
・集団行動に困難あり、声かけが絶えず必要
・普通の子は周りを見て、自分が遅れていることに気づき焦る。モモ助くんは周りから遅れていることがあっても全く焦らない。良い意味でマイペースかもしれないが、心配なパターンではある。

⇒普通級という手もあるけど、支援級も選択肢にしれてもいいかも

と言われてしまいました。
いよいよナーバスになる私。

そのことを療育センターの担当さんにご相談すると、
「就学時健康診断があるので、その際に気軽に相談してみるといいですよ。」とアドバイスいただきました。

しかし、この「就学時健康診断で相談」が、私にとっては大きな落とし穴(墓穴??)になりました。


「療育センターと小学校のテンションが違う」

療育センターでは、「小学校の就学時健康診断では、幼稚園での困りごとや、入学してからの不安を気軽に相談できます」と聞いてました。

児童の苦手なことや、手助けが必要なことを学校へ伝えるためのテンプレートもいただき、小学校に提出するための資料を作りました。

資料の内容としては、
・集団行動に参加はしてないが輪は乱さない
・集中力が散漫なときがある。
・こだわりや思い込みが強いときがある。
・人づきあいに奥手な面がある
・声かけが必要な場面がある
・幼稚園での様子

そしていざ入学前検診へ。
身体測定など滞りなく終わり、最後に先生と面談です。

「モモ助くん。おめでとう!4月から1年生です」と入学許可証をいただきました。
そのタイミングで例の資料を渡しました。

すると先生の顔色がすっと変わり、擁護室の先生を呼びに行かれました。
なんとなく周りの先生もザワザワしてる気が??
そして擁護の先生が来て、「校長先生が本日いないため、後日お電話してもいいでしょうか?」と言われたので、「もちろんいいですよ」と答えました。

なんとなーく、「相談するタイミングが間違ったかな?大事になってる気がする」と思いましたが、後の祭りです。

そして翌日。校長先生から電話がありました。

「いただいた資料を拝見しましたところ、正直難しいと思います。一度、特別支援教育総合センターで見てもらってください。申し込んでから時間がかかるので、少しでも早い方がいいです。」


ええ!?
いやいやいやいやいや!
療育センターでは発達障害と言われたけど、正直、親としては限りなく個性に近いグレーゾーンと思ってて。
知能の発達は遅れてないから、通常級でいいかなと思ってて。
でも主張の弱い子だから、問題を抱えていても気づかれずらいから、あらかじめ学校には伝えておいた方がいいかな、ぐらいに気軽に考えていたわけで…

 

「あの、療育センターですでに色々と相談しているのですが、特別支援教育総合センターに行く必要があるのですか?」
勇気を振り絞って校長先生に聞いてみると

「療育センターとは全く別の機関なので、是非一度行ってください。」とのこと。


こういう可能性があるなら、むしろ療育センターから先に言って欲しかった。
何故療育センターでは特別支援教育総合センターの案内はなかったの?
学校からそう言われる可能性があるなら、あらかじめ言っておいてほしかった。


いろんなことがぐるぐる頭の中を巡り、なんだか入学前の最初の大切な一手を誤ってしまったような、とてつもない後悔に襲われました。



とりあえず一度校長先生と私とモモ助で面談していただくことになりました。

(続きます)↓
校長先生との3者面談