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小学校でのこと - 「アスペ」と診断された、素敵な変わり者息子の成長日記

アスペ気味な息子の成長日記

息子くんの成長日記

小学校1年生、初の個人面談

作成日:2020年07月29日(水)

今日、モモ助の担任の先生との個人面談に行ってきました。

コロナで入学式の翌日からお休みになってしまい、
学校が再開してからもマスクをし、人と人、一定以上の距離を保つような学校生活の中で、果たしてモモ助は上手くやれてるのか、
実は結構心配で、今日先生と面談するのは不安でした。

お話してみると、とても素敵な担任の先生でした。
モモ助のことを良く見てくれてると感じました。

ご指摘いただいたのが、以下の点です。

①人とかかわるのが奥手。休み時間も一人席に残ったリしてる。
モモ助にみんな外に出ていったがどうしたいか聞くと、とても困った様子。
一人、本を読んだり、絵を描いてる。
同じように本を読んだり絵を描いて過ごしている子に声を掛けてモモ助と一緒に過ごせるよう配慮してるが、継続して関係を持てるまでに至らない。

②学習は問題ないが、集団行動でクラス全体に指示を出したりするとき、聞いてないのか理解できてないのか、モモ助は一人行動が遅れる。

③支度が遅い。(朝の支度、着替え、帰りの準備 など)
切羽詰まると素早く行動できるが、基本的に1度声を掛けても、しばらく見てると行動が止まってしまっていることが多い。
何をしているわけではないが、机の周りをくるくる回ったリ歌を歌ったり、自分の世界に入っていることが多い。

④文字を書いている際、最初はちゃんと書いているのに後半になるとどんどん文字が崩れて雑になっていく。

⑤モモ助が興味のある話は、とても良く聞いているし、話してもくれるとのこと。

印象深かった先生の話がありました。
それは体育の時間の出来事。
授業の終わりに近づき、手洗いをして、自分の荷物をまとめてから先生の居る場所に集合するよう指示を出したときのこと。

みんな戻ってきてるのに、モモ助だけどこかに行ってしまった。

5分待っても来ないので、モモ助の荷物をまとめて、みんなで教室に戻ると、モモ助は自分の机の周りをぐるぐる回りながら歌を歌っていた。
戻って来たみんなを見て「はっ」と状況に気づいた様子だが、
それまで「みんながいない」ということ自体に気づいてなかったように見えたとのこと。


実はこれ、幼稚園の年長のときにも先生に指摘されたことと一緒だなぁと思いました。
普通、行動がゆっくりの子は、周りの子を見て自分の遅れを感じ、焦るそうです。
でもモモ助は、自分の世界に入ってしまってるのか、周りから遅れていても全く焦りがない。良い意味でも悪い意味でもかなりのマイペース、とのこと。

今回のことも、普通の子なら「あれ?みんながいないっ」って焦る状況なのだろうけど、どういう思考回路か、モモ助はそれを気にする様子もなく自分の世界に没頭…

うーん、悲しいかな、光景がはっきりと目に浮かぶ…(´-ω-`)


とりあえず、
●集団行動で後れを取っているときの声かけ
●お友達とのコミュニケーションのサポート
をお願いして、その場は終わりました。


今はいいけど、今後大きく後れを取るようになっていくのかな。
不安もありますが、子供をお任せできると思える先生でとても感謝です。

校長先生との3者面談

作成日:2019年11月24日(日)

▼前回までの話はこちら
年長時の保護者面談と、就学時健康診断

就学時健康診断で、モモ助が「発達障害」であると診断された過去と、小学校生活で心配な点を校長先生へお伝えしたところ、
特別支援教育総合センターで診てもらうよう勧められました。


でも正直私と旦那は、たとえ発達障害があったとしても、可能な限りは通常級に通わせたいと思ってました。
モモ助が知能的には今のところ遅れが出てないこと。
また、社会に出れば、発達障害であることを考慮してくれる環境は稀であるので、小学校のうちから「困難なことはどのように乗り越えていけばいいのか」のスキルをモモ助も私たち親も、身につけていきたいと思ったからです。

もちろん、同級生や先生方にご迷惑がかかり、モモ助にも負担が掛かり過ぎるのなら、支援級を頼ることも大事だと思ってました。

でもそれは、しばらく普通級にチャレンジしてから見極めたい。
だから、どうしてもまだ特別支援教育総合センターへ行くのは抵抗がありました。

療育センターと同じで、「行ったらそれなりに診断されてしまう」と思ったのです。
実際にはまだ行ったことがないため、ただの私のイメージで根拠のない妄想です。すみません。


悩み考えた私は、療育センターでモモ助の知能テストをしてもらい、その結果を踏まえて校長先生へ私たち両親の希望を伝えることにしました。


療育センターには無理を言って、直近の面談の予定を急遽知能テストに変えていただきました。

テストの結果は知能指数(IQ)115+α(途中でテストを終了したため)でした。
5歳11カ月のモモ助としては精神年齢は6歳10カ月ということでした。

とりあえず、これで普通級を希望しやすい、と私は少しの安堵をしたのですが、
知能テストをしてくださった先生は複雑な表情を浮かべてました。

「お母さんがそんなに思い詰めるのはよくない。もっと周りや学校に相談して、分かってもらえる人を増やして」みたいなことを言われました。

でも私としてはむしろ、療育センターと学校の温度差にストレスを感じてて、
「お言葉はありがたいですが、療育センターの話をうのみにして学校に行くと温度差が違いすぎて辛いです。」と伝えました。

先生のお気持ちは本当にありがたいのですが、なんとなく療育センターは居心地のいいぬるま湯のようなイメージで、
小学校=戦場という気持ちになってる私にとって「甘えてはならない」「断ち切らなければならない場所」のように思えてしまってました。

 

その数日後、私たち夫婦とモモ助は校長先生と面談をしました。

面談は終始和やかにすすみました。
モモ助もお利口さんにしてて、校長先生からの質問にも答えてました。

とりあえず校長先生には、幼稚園での経緯、日常での生活について心配な点を説明し、知能の遅れは今のところなく、自分勝手な行動などで集団の輪を乱すことはしないし、私たち両親もまだわからない点が多いので、1年生の間は普通級で様子を見たい。ということをお伝えし、「そういうことなら」と了承していただけました。

何かあれば学校と連携してすぐに対応する姿勢でいる、ということを伝えて終わりました。


とりあえず、ホッとしました。

年長時の保護者面談と、就学時健康診断

作成日:2019年11月23日(土)

子供がグレーゾーンの場合、最初にぶち当たる大きな悩みが「小学校入学」ではないでしょうか。

保育園、幼稚園では、グレーゾーンでも先生たちの手助けのお陰で不自由もなく、定型発達との差をそこまで意識せずに過ごすことができると思います。

また、周りの子たちもまだ発達途中なので、グレーゾーンの子が浮きまくったリ、疎外されたり、というのも少ないと思います。

私もモモ助が「発達障害」だと言われても、「確かに変わったところもあるけど、他の子と大差ないのでは」と思ってしまうぐらい、幼稚園では悪目立ちしてませんでした。

※まぁ、担任の先生から見たら、やはり気になるところは多かったようです。
やはりプロが見ると違うのですね(-_-)


しかし小学校入学が迫ってくると不安がじわじわ襲ってきます。

・小学校へ入学して、だんだんと発達の差が目立ってくるのではないか。
・今幼稚園で先生たちにフォローしてもらっていることは、小学校でもフォローしてもらえるのか。
・勉強についていけるだろうか。
・友達とうまくコミュニケーションとれるだろうか。
・通常級でやっていけるか。
などなど。

「入学して、しばらく様子をみて考える」
というのでも全然良かったと思います。

ただ、私はそこまでおおらかには構えられず、かなりナーバスになってしまってました。

そんな私や旦那の不安を敏感に感じ取ったのか、
はたまたモモ助自身の新しい環境への不安か、このころにモモ助にチックが現れるようになりました。
※このときは、鼻をスンスン鳴らすチックでした。

小学校の入学を目前に、年長さんの保護者面談がありました。

幼稚園担任の先生からは、
・集団行動に困難あり、声かけが絶えず必要
・普通の子は周りを見て、自分が遅れていることに気づき焦る。モモ助くんは周りから遅れていることがあっても全く焦らない。良い意味でマイペースかもしれないが、心配なパターンではある。

⇒普通級という手もあるけど、支援級も選択肢にしれてもいいかも

と言われてしまいました。
いよいよナーバスになる私。

そのことを療育センターの担当さんにご相談すると、
「就学時健康診断があるので、その際に気軽に相談してみるといいですよ。」とアドバイスいただきました。

しかし、この「就学時健康診断で相談」が、私にとっては大きな落とし穴(墓穴??)になりました。


「療育センターと小学校のテンションが違う」

療育センターでは、「小学校の就学時健康診断では、幼稚園での困りごとや、入学してからの不安を気軽に相談できます」と聞いてました。

児童の苦手なことや、手助けが必要なことを学校へ伝えるためのテンプレートもいただき、小学校に提出するための資料を作りました。

資料の内容としては、
・集団行動に参加はしてないが輪は乱さない
・集中力が散漫なときがある。
・こだわりや思い込みが強いときがある。
・人づきあいに奥手な面がある
・声かけが必要な場面がある
・幼稚園での様子

そしていざ入学前検診へ。
身体測定など滞りなく終わり、最後に先生と面談です。

「モモ助くん。おめでとう!4月から1年生です」と入学許可証をいただきました。
そのタイミングで例の資料を渡しました。

すると先生の顔色がすっと変わり、擁護室の先生を呼びに行かれました。
なんとなく周りの先生もザワザワしてる気が??
そして擁護の先生が来て、「校長先生が本日いないため、後日お電話してもいいでしょうか?」と言われたので、「もちろんいいですよ」と答えました。

なんとなーく、「相談するタイミングが間違ったかな?大事になってる気がする」と思いましたが、後の祭りです。

そして翌日。校長先生から電話がありました。

「いただいた資料を拝見しましたところ、正直難しいと思います。一度、特別支援教育総合センターで見てもらってください。申し込んでから時間がかかるので、少しでも早い方がいいです。」


ええ!?
いやいやいやいやいや!
療育センターでは発達障害と言われたけど、正直、親としては限りなく個性に近いグレーゾーンと思ってて。
知能の発達は遅れてないから、通常級でいいかなと思ってて。
でも主張の弱い子だから、問題を抱えていても気づかれずらいから、あらかじめ学校には伝えておいた方がいいかな、ぐらいに気軽に考えていたわけで…

 

「あの、療育センターですでに色々と相談しているのですが、特別支援教育総合センターに行く必要があるのですか?」
勇気を振り絞って校長先生に聞いてみると

「療育センターとは全く別の機関なので、是非一度行ってください。」とのこと。


こういう可能性があるなら、むしろ療育センターから先に言って欲しかった。
何故療育センターでは特別支援教育総合センターの案内はなかったの?
学校からそう言われる可能性があるなら、あらかじめ言っておいてほしかった。


いろんなことがぐるぐる頭の中を巡り、なんだか入学前の最初の大切な一手を誤ってしまったような、とてつもない後悔に襲われました。



とりあえず一度校長先生と私とモモ助で面談していただくことになりました。

(続きます)↓
校長先生との3者面談